特性を理解する
お子さんに発達が気になる場合、まずは知能検査を受け、特性の傾向を見極めることをお勧めします。
発達障害支援センター病院では、知能検査を受けることができます。
現在、多くの支援センターで採用されている知能検査であるWISC-Ⅳでは、総合値だけでなく、各領域ごとの知能指数を出すので、発達障害の特性を分析するための有益な情報が得られます。
また、知能検査を受けた結果、
・LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉症スペクトラム(高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)などの診断名がつかなかった
・LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)、自閉症スペクトラム(高機能自閉症、アスペルガー症候群、広汎性発達障害)などの傾向があると言われただけ
ということがあります。
発達障害は「見極めが難しい」「成長によって発達の特性が変化する可能性がある」などの理由で、早期の確定診断がつきにくいです。
ですから確定診断の有無よりも、特性の傾向や学習面・生活面での困難を把握し、適切な支援を考えるべきです。
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