指折り計算からの脱却

生徒名: Iさん 

学年:小学1年生 

特性:LD (算数障害の傾向)


Iさんは算数障害の傾向があり、指を使って計算を行っていました。(指折り計算)

このままでは複雑な計算になると対応できなくなるため、指折り計算からの脱却をはかり、Iさんに対して写真の様な授業を行いました。 


工夫している点は以下の通りです。


①指を使わず図で表す 

まず数を図で書き出し、引く作業を消す作業に置き換えることでルールをシンプルに統一しました。 


②Iさんの好きな物で数を表す 

図ではIさんが想像しやすい好きな物を使っていきます。

写真は飴ですが、お子さんがその場で想像したものに合わせて例示していきます。 


③引く(消す)作業をIさんに行わせる。

まだ理解が及んでいない引くという概念を消すという作業に置き換えて実行させています。

まずは書いて消す作業に慣れてもらい、慣れた後に消す作業を「頭の中で想像して」行うことで徐々に引くという概念を身につけてもらう予定です。


このような指導を繰り返して行くと、徐々に指折り計算から脱却することができます。

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