情報量を抑えてシンプルにする

生徒名:Cさん 

学年:中学2年生 

特性:ワーキングメモリが弱い


Cさんはワーキングメモリに弱点があり、長い説明を理解することが難しいという特性がありました。

確率の問題を本人の特性に合わせてなるべく簡潔に短い説明で理解してもらうことを目指しました。

(1)確率の問題を2つの数を見つける作業に置き換える 

確率は図の様に問題の条件に当てはまる数を全ての数で割って求められます。

そこで簡潔な図を示して文章中から2つの数を見つける作業に集中してもらいました。 


(2)数字を書き込む形を分数にする 

数を探す作業に集中するとその後の計算で間違えることがありました。

そのため図そのものを分数の形にすることで数を代入すれば正しい分数の答えになる様に配慮しました。 


(3)全ての問題で同じ図を用いる 

指導内容をなるべくシンプルにするため、確率の計算は全て写真の図を使って説明しました。

同じ図を用いつつ問題の変化に関しては「2つの数の見つけ方が変化するだけ」と指導することで数を見つける作業により専念させる指導を行いました。


このように特性に合わせてシンプルに説明することによって、理解を深めることができます。  

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