協力〜家事手伝いから学ぶ〜

皆で協力しようと言われても、具体的にどうすることが協力なのか想像できないお子さんがいます。

この場合、家事手伝いに参加させることで「具体的な協力の仕方」を学ばせるといいです。


◎皆で意見を出して、一つの意見にする

例えば、夕飯の献立を決めるために意見を出し合ってみましょう。

他の人の意見を聞くことで選択肢が増えることを学ばせましょう。


◎同じことを皆で一緒にする

例えば、皿洗いを皆で一緒にしてみましょう。

やるべきことの量が多い場合、同じことを皆で一緒にすることで全体として仕事が早く終わることを学ばせましょう。


◎役割を決めて仕事を分担する

例えば、カレーを作る場合に野菜の皮むきを分担してみましょう。

やるべきことの種類が多い場合、仕事を分担することで全体として仕事が早く終わることを学ばせましょう。


◎同じ仕事を交代でやる

継続的な仕事の場合、偏りを生じさせない為に交代でやることの大切さを学ばせましょう。

例えば、ごみ捨てを当番制にするといいでしょう。


◎気づいたことを手伝う

自分の役割じゃない仕事でも手が空いているときに手伝うことで、全体として仕事が早く終わります。

例えば、配膳の役割を与えられ、盛り付けを待っている場合、盛り付けを手伝うことを学ばせましょう。


このように「協力」という言葉を理解しづらいお子さんには具体的に協力の仕方を学ばせることが大切です。