順番を譲る~順番を譲れるようにするための3つのポイント~

発達障害をお持ちのお子さんの中には、

こだわりが強く、広い視野で物事をとらえることが

苦手なお子さんもいらっしゃいます。

特に、遊んでいる時など、何かに夢中になっている時には

周りの状況や、相手の気持ちが分からなくなってしまうことがあります。

これは様々なところで見られますが、

特に周りの友達などに順番を譲れないことがよくあります。

例えば、みんなで遊具で遊んでいるとします。

大抵のお子さんは、ある程度の時間がくれば次の友達にかわることができます。

しかし、こだわりの強いお子さんはそれができません。

先に述べたように、夢中になると、周りの状況や相手の気持ちがわからなくなるからです。

そこで、今回は順番譲れるようにするための3つのポイントをご紹介します!


◎順番を譲れるようにするための3つのポイント

①長々としたお説教、無理強いは禁物!

これはみんなの遊具じゃない、あなた一人のものじゃありません!

かわってあげなさい!なんて長々お説教をしていても全く耳に入りません。

むしろ逆効果の場合の方が多いです。

そこでなるべく注意は簡潔に、「みんな待ってるから交代しようね!」

というように、一言でおしまいにしましょう。

また、無理にやめさせるとパニックが起こります。

なので、なるべく無理にとりあげないようにしましょう。

②回数を制限する

発達障害のお子さんは理解しやすい数字には敏感です。

だから、そこを逆手にとって回数を制限してあげましょう。

まず、遊具が本人の番になる前、なった時など乗る前に

「〇回でおしまい!」と簡潔に伝えてあげます。

カウントダウンや1回、2回、3回・・・・回!

などと回数を数えてあげるのも良いでしょう。

もし始まる前に回数制限できなかった場合は、

「あと〇回でおしまいね!」とだけ言ってカウントダウンしてあげてください。

③褒める

もしちゃんと約束が出来て〇回でおしまいにできたら

思いっきり褒めてあげることが大切です。

「えらかったね~!すごいね~!」としっかり褒めます。

結果、また今度こういう場面があった時の行動の強化につながります。

そうすれば、今後も楽しく友達と遊具を使って遊べます。


友達と譲り合って使えることは、人間関係を築いていくうえでとても大切なことです。


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